慶応・法政・立教などの学生が所属する国際協力学生団体kivoでは、毎週の定例ミーティングで着実に支援の準備が進められている。8月下旬に控えるネパールプロジェクトを前に、今回は本番を見据えた企画リハーサルが行われた。
教室の中で“国境を越える準備”が始まっていた
定例ミーティングが行われたのは東京の一室。机の上に並べられた資料、プロジェクターに映し出されるプログラム進行表。現地ネパールでの活動を目前に控え、学生たちは真剣なまなざしで進行役の話に耳を傾けていた。
彼らが目指すのは、教育機会が限られているネパールの子どもたちに、“体験”を通して学びの場を届けること。その準備として、当日実施する企画の一つひとつを本番さながらに再現し、動きや流れを全体で丁寧に確認した。
「子どもたちの反応を想像しながら、自分たちの言葉や動きに違和感がないか見直せた」「実際にやってみることで課題が明確になった」──学生たちの感想からは、彼らが“支援する側”としてだけでなく、現地の子どもたちと心を通わせようとする真摯な姿勢がにじみ出ていた。
就活対策ではない、価値観を育てる国際協力の現場
「支援」という言葉はしばしば一方通行に聞こえるかもしれない。だが、kivoの活動には、現地と共に学び、共に悩みながら歩もうとする姿勢がある。今回のリハーサルでも、支援内容の正しさや成果だけではなく、「現地の子どもたちとどう関係を築くか」「どんなふうに対話するか」といった“在り方”についての議論が交わされた。
こうした経験は、単なる海外ボランティアにとどまらず、学生たちが自身の価値観と向き合う時間でもある。「何のために自分はこの活動をしているのか」「誰のために、どんな未来を創りたいのか」。自分自身の問いに、仲間と語り合いながら答えを探す時間が、彼らの中に確かな成長を生んでいた。
企業の皆様へ|Z世代との共創が拓く、未来の社会価値
国際協力学生団体kivoのような活動は、単なる教育支援にとどまらず、「共感設計」や「ロールモデル発信」、「共創型キャリア支援」といった観点で、企業との協働の可能性を秘めています。
Z世代の学生たちが現地と向き合い、リアルな課題に取り組むプロセスは、企業のブランド価値やD&I推進にもつながる貴重な共創機会となります。社会貢献活動や人材育成、国際展開を見据えたプロジェクトと連携することで、貴社にとっても新たな可能性が広がります。
ご関心のある企業様は、ぜひお気軽にご連絡ください。