はじめに

TOMOSUBAでは、学生と企業が“共に学び、共に創る”関係性を築くプロジェクトを多数実施しています。従来の「採用活動」では出会えないような、自走力のあるZ世代の学生と早期に接点を持ち、信頼関係を育てる“共創型の採用支援”にご関心のある企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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採用できるのが「当たり前」の時代は、終わりを迎える

日本企業の多くは、採用活動において「いかに選ぶか」という視点に慣れすぎてきた

エントリーシートをふるいにかけ、筆記試験と面接で「自社に合う人材」を見つけ出す。
まるで、無限に学生が供給されているかのように。

だが、その前提は、これから確実に崩れていく。
これからは、「企業が学生に選ばれる」どころか、「企業同士で学生を取り合う時代」が本格的にやってくる。

人口減少が変える「人材戦争」の構図

まず前提として、日本の大学生数は減少に転じている。

  • 18歳人口は、1992年をピークに減少し続け、今後ますます縮小
  • 私立大学の約半数は、定員割れ状態(文科省調査)
  • 地方大学では、応募者確保そのものが困難になりつつある

つまり、大学生という“供給源”が、静かに細っているのだ。

これにより、企業の採用市場は「広く浅く」から「狭く激しい」競争に変化する。
もはや“人材の取り合い”は、地方や人気業界だけの問題ではない。
あらゆる業種・地域・規模の企業にとって「採れるかどうか」は死活問題となる。


優秀層は“引く手あまた”から“取り合い”へ

中でも、次のような層は今後ますます“企業にとっての争奪戦”の対象になる:

  • 自ら考えて動けるプロジェクト経験者
  • 技術スキル(プログラミング、デザイン、分析)を持つ学生
  • 起業志向・地域創生志向などの“動けるZ世代”
  • SNSでの発信や影響力を持つ“コミュニティ型人材”

こうした学生は、もはやエントリーすらしない。
「自分を必要とする企業と直接つながる」ことを当然のように選ぶ。

この現象はTOMOSUBAのような“実践型学習コミュニティ”の中で顕著に表れている。
企業と対等な立場でプロジェクトを行い、すでに社会で結果を出している学生が、「就活」を選ばないのだ。

問題は「気づいていない企業」が多すぎること

採用広報を“説明会の改善”や“採用パンフレットの刷新”レベルで捉えている企業は多い。
だが、それは「売り場のデザイン」の話に過ぎない。

本質的に問うべきは:

  • 「なぜ、優秀な学生が自社を“見てすらいない”のか?」
  • 「どの時点で選ばれていないのか?」
  • 「そもそも自社は学生にとって“魅力ある選択肢”になっているのか?」

この問いを避けてきた企業ほど、「学生の確保」が急に困難になる未来に直面する。

学生たちは、すでに“動いている”

  • 学生主導のコミュニティやプロジェクトで企業と直接関わる
  • SNSやYouTubeで自分の価値を発信し、「待たないキャリア」を築き始めている
  • 学年を問わず、1・2年次から社会接点を持ち、3年時には“動ける人材”として複数企業から声がかかる
  • インターンではなく「共創」を求めている

このような学生に、「エントリーしてください」「説明会に来てください」と呼びかけることは、すでに手遅れであることも多い

企業はどう備えるべきか?

1. 「採用」ではなく「関係構築」への転換

単発のリクルーティングではなく、大学1年生の頃から接点を持ち、関係性を育てることが重要になる。

  • 学生と共に商品開発・マーケティングに取り組むプロジェクト
  • 実践型インターンではなく、“共創型パートナーシップ”の設計
  • 学生が企業のSNSや採用広報に関わる仕組み(=対話の場)を創る

2. コミュニティに入る or 創る

学生が集まり、学び合い、実践を積んでいる場(例:TOMOSUBAなど)に企業として関与することで、単なるリクルーターではなく、“共創者”としての立場を築ける

そうして初めて、学生に「関わりたい」と思われる企業になれる。

3. “採用ファネル”ではなく“信頼エコシステム”を育てる

説明会→エントリー→面接…という旧来型のファネルではなく、学生が信頼・共感・挑戦を感じられる場を、分散的に提供する必要がある。

  • 採用前から関係性を育てる
  • 採用後も伴走し、早期離職を防ぐ
  • 内定者からさらに社外の学生を巻き込む“好循環”

これらはすべて、企業が「選ぶ側」から「選ばれる側」へ変わった時に必要になる視点だ。

最後に:取り合いが起きる前に、選ばれる企業になる準備を

「今はまだ大丈夫」と思っている企業こそ、危うい。
動ける学生は、すでに企業の“中身”を見て、判断している。

  • その企業で何を学べるか
  • 誰と働けるか
  • どんな意思決定ができるか
  • 自分の価値がどう活かされるか

説明資料ではなく、**現場の空気と“関係性の質”**を見ている。

そしていずれ、学生は奪い合いになる。
そのとき、「今までどおり」でいられる企業はない。

TOMOSUBAでは、そうした“変化に備える企業”と、自ら学び動く学生たちが出会い、共創を始めています。
「採用できない」という未来を避けたいなら

今この瞬間から、“選ばれるための関係づくり”を始めるべきです。

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