学生の“リアルな旅”が、国際理解と共創の原点に

TOMOSUBAで開催された「中東帰国報告会」に約40名が参加

TOMOSUBAにて、世界52カ国を旅してきた学生・中村龍希さんを中心に、多文化体験の共有をテーマとしたイベント「中東帰国報告会」が開催されました。当日は約40名の学生や社会人が参加し、世界を旅した若者たちの視点に耳を傾けるひとときとなりました。特に大学生の参加率が高く、これからの進路や人生観を模索するZ世代にとって、非常に刺激的な時間となりました。

このイベントは、「旅の経験を単なる思い出で終わらせず、社会と共有する価値へと昇華させたい」という中村さんの想いをもとに企画されました。旅先での出会いや文化的衝撃、日常とのギャップなど、“教科書では知り得ないリアル”が語られた内容は、参加者の心に強く響くものとなりました。

世界を見てきた学生だから語れる、“生きた多様性”

イベントは二部構成で進行。第一部では、南米、アフリカ、東南アジアなどを旅した複数の学生が登壇し、それぞれの国で経験したエピソードをプレゼン形式で紹介。現地での予想外のトラブル、偶然の出会い、現地の生活に溶け込んだ日々など、場内には笑いや驚き、そして共感が絶えませんでした。まさに、“旅するように聞く”ライブ体験の場でした。

続く第二部では、主催の中村さんが焦点を当てた中東地域での旅について、より深く掘り下げました。宗教・価値観の違いや、現地の若者との交流から得た気づきを交えながら、「ステレオタイプなイメージを超える中東の実像」に迫る内容が展開されました。文化的な摩擦だけでなく、共感と理解の瞬間をどのように築いてきたかという点に、参加者の関心が集中しました。

企業の皆様へ

本イベントに参加した学生の多くは、旅を通して“違いを学ぶこと”にポジティブな意義を見出し、今後のキャリアにもその視点を生かしたいと考えている層です。語学力や知識以上に、現場で培われた適応力・共感力・異文化耐性を備えた人材は、ダイバーシティ推進や海外展開を重視する企業にとって、非常に有望なタレント層といえるでしょう。

また、イベント終了後のネットワーキングタイムでは、学生と社会人が自由に意見交換を行い、「旅を通じて“自分と社会の関係”を再発見した」という声も多く聞かれました。こうした感性を持つ学生との接点は、単なる採用機会にとどまらず、企業のグローバルブランディングや社会貢献文脈でも活用可能です。

TOMOSUBAでは、今後もこのような多文化経験を持つ学生たちと企業・地域・団体との共創機会を創出する場を提供してまいります。グローバル視野を持つ若者との連携、リアルな体験を起点にした共創プロジェクトの設計、あるいは学生向けのフィールドワーク企画など、さまざまな形での協働が可能です。

世界と向き合い、自分の問いを深めながら行動する学生たちとの接点は、企業にとって未来への新たな原動力となります。ご関心をお持ちの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。
共に、「越境する学び」から価値をつくる取り組みを育てていきませんか?