TOMOSUBA四ツ谷にて、看護学生3名による自主ユニットが主催するユニークな健康体験イベントが開催されました。テーマは「身体・食事・心」。このイベントは、参加者が自らの身体や心の状態と向き合い、日常の生活習慣や健康意識を見直すきっかけを提供することを目的とし、学生ならではの視点と専門知識を融合させた内容となりました。

実践型ヘルスチェック体験|“体感”が促す健康への意識改革

イベントでは、以下の3つの実践体験が用意されていました:

  • 血圧測定(聴診法):電子血圧計ではなく、聴診器とアネロイド血圧計を使った本格的な測定を実施。参加者は自分の鼓動を「耳で聞く」ことで、体内のリズムを直感的に捉えることができ、医療職の視点も垣間見る貴重な機会となりました。
  • カロリー計算ワーク:1日に必要なエネルギー摂取量を、性別・体重・活動量から算出。食生活の偏りや栄養管理の重要性について、参加者自身が数値で理解することで、日々の食事への意識改革を促しました。
  • 心理テストで心のセルフチェック:簡易的な心理分析ツールを使い、自分のストレス傾向や感情の反応パターンを把握。結果をもとに参加者同士での対話も行われ、単なるチェックに留まらず“共有”の中で心の健康について考える場となりました。

看護学生主導だからこそできる「リアルな共感と学びの対話」

このイベントの最大の特徴は、“同じ立場の学生が運営している”ことにあります。医療の専門性を持ちながら、同時に生活者・学習者としての視点も併せ持つ彼女たちだからこそ、参加者との距離感が近く、押しつけではない自然な気づきが生まれました。

また、当日は現役の看護学生や子育て中のママ学生の参加もあり、実際の生活に即した情報交換が活発に行われました。「赤ちゃんの健康と自分の身体、両方をどう守る?」といった具体的な悩みも共有されるなど、参加者同士が支え合うような空気が生まれ、会場はまるで“ヘルスリテラシーのラボ”のような様相を呈していました。

参加者の声|“行動を変える学び”へと昇華

「自分の血圧を耳で聞いたのは初めて。まるで自分の命を感じたようだった」

「普段の食事のカロリーを計算してみて、驚きと反省があった」

「心理テストの結果が、実際の悩みと一致していた。今の自分の状態を見直すきっかけになった」

「他の看護学生と語り合えて、学びも安心感も得られた」

このように、“測定・分析・対話”という三位一体の構成によって、健康を単なる知識ではなく「行動の起点」として捉え直すことができる仕掛けが随所に施されていました。

なぜ企業が注目すべきか?|「予防医療×Z世代」のリアルな実践現場

このイベントには、企業が共創パートナーとして参加できる多くのヒントが詰まっています:

  • 学生による“等身大の健康体験デザイン”:医療専門職志望者によるリアルなニーズ抽出と企画力の結晶
  • 生活者としての視点+専門性の掛け合わせ:現場で活きる“現実解”への感度の高さ
  • Z世代の健康観・心理傾向のリアルな可視化:今後の製品開発・サービス設計に活かせるインサイト
  • 小規模開催での施策検証→本格展開の種まき:モニター調査やユーザーテストとの親和性も高い

📢 健康・医療・ウェルネス領域の企業様へ

TOMOSUBAでは、今後もこうした「体験による気づき」を基軸としたイベントを学生主導で展開していきます。

本イベントに見られるように、Z世代の健康・医療意識は、“他人に言われる”のではなく“自分で気づきたい”という方向へと変化しています。そうしたニーズに寄り添いながら、教育・行動変容・サービス体験の設計を共に行っていける企業様とのコラボレーションを心よりお待ちしております。

未来の医療消費者と、今、対話しませんか?

Z世代の健康観を知り、彼らと共創しながら新たな価値を形にしたい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。